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お客様に愛され創業100周年!東京・品川の地で歴史を紡ぎ続ける [3/3]

品川屋海苔店(海苔販売事業) 保川 泉様

異業種での勤務から、老舗海苔店を継承する事となった保川様。創業100年を超え、顧客や地域とともに歩み、長く愛され続ける理由を伺いました。

売上アップのために創意工夫していること

システム化でミスが減り、作業効率が向上。

作業効率を上げるために20年ほど前に、販売管理システムを導入しました。納品書や請求書の発行は、ほとんどシステムを使っています。電話で注文を受けて、メモを取って、システムに入力する流れです。負担が少なくなって楽になりましたし、請求関連のミスもほとんどなくなりました。また得意先別や商品別の過去売上を読み取ることで、仕入れや焼き海苔の加工数を割り出せるので、仕入れ数や作業の予測ができるようになり、仕事が進めやすくなりました。

また、お中元やお歳暮の時期に、ご挨拶のお手紙を送るようにしているのですが、その際もシステムが役立っています。前年の販売実績を確認することで、どのお客様が、どんな商品を買ってくださったかを確認できるので、季節のご挨拶とともに、前回ご購入いただいた内容や取扱商品のメニューを添えてお送りしています。この手紙を見てくださったお客様から、電話やFAXでリピートの注文をいただくことも増えました。購買履歴の確認が1度つながりのできたお客様との関係を深めるヒントとして役立っています。お中元やお歳暮の時期は、贈り物の注文処理が多くなり、事務処理や発送作業が煩雑になるものです。販売管理システムで納品書を作成すれば、送り状などの宛名印刷を一括で行なうことができるので、再入力の手間も省け、導入前と比べて、お中元等の発送時間の手間は半分以下になりましたね。

時代とともに変わってきたこと、変わらなければいけないこと。

今、海苔を取り巻く状況は厳しくなっています。回転寿司の勢いに押されて辞められてしまったお寿司屋さんも多いですし、お葬式の香典返しやお中元やお歳暮などの風習自体が薄れてきたので、海苔を買っていただく機会が少なくなってきました。

そのような状況のなか、私たちが今、力を入れているのが、一般のお客様向けの販売。その一つの取り組みが、近隣のお茶屋さんと力を合わせた商品開発です。お茶と海苔をセットで販売するなどして、より付加価値の高い商品をご提供できるよう努力しています。また、私たちが店を構える場所は旧東海道ということもあって、休日に散策されている方も多いですし、外国人観光客も年々増えてきました。この商店街ではイベントも多く、9月の宿場祭りでは、土曜日はおいらん道中、日曜日には江戸風俗などのパレードも開催されており、近年盛り上がりを見せています。商店街をあげてのお祭りイベントに参加することで、海苔を手に取っていただける機会も増えてきました。新しいお客様を得ることで、売上が伸びてきたという手応えがあるので、今後も商店街と連携して、新たな客層を取り込んでいけたらと考えております。

品川屋海苔店(海苔販売事業) 保川 泉様

文房具屋の三男から、老舗海苔店の経営者へ。品質はもちろん、味の良い海苔をお届けするため、日々お客様のニーズにこたえながら、地域活性化にも取り組んでいる。

品川屋海苔店
〒140-0001 東京都品川区北品川2-26-19
TEL:03-3471-4649
URL:http://k-shina.com/

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