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がんばる会社に聞きました

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食を楽しむ日本全国・世界各国のお客様が訪れる、築地の名物乾物店! [2/3]

  • 売上・集客拡大

味のよねくら(鰹節・椎茸・昆布などをはじめとする乾物の販売) 代表取締役 米倉 英一様

築地に店舗を構える味のよねくらは、鰹節、昆布、椎茸、わかめ、ひじきなどの乾物を扱う。一番いいものを取り揃え、二番手、三番手の商品は一切置かないという姿勢を徹底的に貫いてきた結果、お客様から厚い信頼を得るようになった。

“いいもの”にこだわるからこその苦労と、客層の変化への対応

環境や天候によって出来不出来が左右される乾物。ときには不作の年も…。

美味しい昆布が生える海の近くには、必ず川があります。山の栄養が川に流れ、海に辿り着き、栄養満点な海で育った昆布は立派に成長するんですね。昆布がいっぱい生えると、それを食べるウニが育ち、魚が育ちます。山が荒れると川に栄養が流れず、昆布が育たなくなって、海産物も育たないという悪循環が生まれます。また、河川の氾濫防止のために堤防が作られるようになると、潮の流れが変わり、海の生態系も変わってしまうんですね。昆布が育つ環境はどんどん変化しており、採れる昆布の質も変化してきました。それだけでなく、昆布は天候も重要です。雨が続くと昆布を取ることはできません。刈り取った後に天日干しをしなければならないからです。さらに台風が来ると海が荒れ、昆布の根が切れて流されてしまうんです。昆布は環境や天候によって、収穫量が左右されてしまうものなんですね。

最近は、なかなかいい商品を手に入れるのが難しくなってきました。環境や天候だけでなく、生産者の高齢化が進んでいることも要因の一つ。手に入れられる商品が限られてきているんです。いい商品が手に入れられないときは、歯がゆい気持ちになりますが、品質を落とすわけにはいきません。少々高値になっても、先を読んで、商品を多く仕入れるなど対策を取っています。

時代と共に変わりゆくお客様の層。外国人観光客に向けた取り組みも。

私たちのお店には、ミシュランガイドに載るようなプロの料理店さんから、子供にいいものを食べさせたいという妊婦さん、美味しいものを食べたいという60〜70代の高齢の方まで、さまざまな方がお越しくださいます。私たちは店頭だけでなく、通販サイトでも販売しているのですが、ネットでは全国から注文が来ています。今は、「良い昆布や鰹節で出汁を取った食事を食べよう」という意識の高いお客様が多いように思いますね。

あとは最近顕著なのが、外国人のお客様。香港、台湾、シンガポール、マレーシア、ヨーロッパ、カナダ、オーストラリアなど、各国からいらっしゃいます。日本食が世界的に人気ということも背景にあるようです。出汁は取り方が命。いいものを買っても、間違った戻し方をしてしまうと、美味しさが出ません。そこで干し椎茸の戻し方、昆布の出汁の取り方などを正しく伝えるために、英語と中国語、広東語で説明書を作りました。またタブレットも大活躍しています。外国のお客様が買おうとしている商品の料理画像を検索して、お見せしているんです。例えば、ひじきを買おうとしているお客様にひじき料理を検索して見せる。すると「私が作りたいのはこれじゃない」という反応が返ってくることがあるんですね。「ミソスープに使いたい」と言われれば、干したカットわかめを選んであげると、喜んで買ってくれる。また、だいぶ前からウチでは写真撮影もSNSへの投稿もOKにしました。日本の乾物は珍しいから思い出になるだろうし、少しでもクチコミにつながれば、という思いもあります。これだけ長い間商売をしていると、お客様の層も変わってくるもの。これからも、その変化に合った接客の仕方を追求しなければと思っています。

味のよねくら(鰹節・椎茸・昆布などをはじめとする乾物の販売) 代表取締役 米倉 英一様

鰹節、昆布、椎茸、わかめ、ひじきなど、500種類以上もの乾物を取り揃える味のよねくら。豊富な商品数と、揺るぎない品質を強みに、昭和25年より長きにわたってお客様に愛され続けている。

味のよねくら
〒104-0045 東京都中央区築地6-27-3
URL:http://aji-yonekura.com/

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