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【アドラー心理学活用による社員育成】~事例研究 金メダリスト小平奈緒選手の躍進から学ぶ私的アプローチ【詳細編】~

CJ-ITC羅針盤クラブ 代表
ITコーディネータ (認定番号 0094392010C) 武内靖志


前回は、アドラー心理学の概要について触れさせて頂きました。
人は誰でも劣等感を持っており、それを克服すべく優越性の追求を行っています。その方向性が正しいか間違っているかはその人の持つライフスタイルによって大きく異なり、人生そのものを変えていきます。意味ある人生を歩む為には、健全なライフスタイルに基づいて共同体感覚をもって他者への貢献を行う事が大切であるというお話しをさせて頂きました。
今回は、小平奈緒選手のソチの屈辱から平昌での栄光への飛躍について、アドラー心理学的に触れてみたいと思います。この章での小平選手に関する事は、言葉を除いて全て私の推測・推論に基づいたものですのであらかじめご承知おき下さい。

ソチでの屈辱までの小平選手

小平選手は1986年生まれで長野県茅野市の出身です。中学時代からスピードスケートの才能があり、進学高校に在学中にも数多くの大会に出場し優勝しています。高校卒業時には、教師になりたい夢とスケートのコーチで長野オリンピックの金メダリストの清水宏保選手を育てた結城匡啓監督がいる為に信州大学教育学部へ進学します。
しかしその後、2009年春の信州大学の卒業式が終わっても就職先は決まらず、企業訪問を続けていたそうです。 就職先の条件は、結城匡啓コーチの指導を長野県内で受けさせてくれる地元長野県の企業でしたがなかなか見つかりません。当時、多くの企業がリーマン・ショックの不況に苦しんでいた為です。
そんな時、スケートどころかスポーツ選手全般の育成などにほぼ無縁の相澤病院が救いの手を差し伸べてくれます。「長野の人が長野で五輪を目指したいと言っているのに、どうして長野の企業はできないの?みんなができないなら僕がやるよと」と言って支援を申し出てくれたのは相澤病院の相澤孝夫理事長でした。

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