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豆腐製造業が低迷する伝統食品市場から脱却し、業績アップするには

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人口減少率よりも低迷している伝統食品市場

人口減少率よりも低迷している伝統食品市場

 現在の日本は人口減少時代に入り、食品業界は影響を大きく受けて国内マーケットは減少しています。その中でも、豆腐製造業のような伝統食品の市場規模は人口の減少率よりも大きく減少しています。豆腐製造業以外には、例えば、醤油味噌、日本酒、緑茶(茶葉)等があります。
 現在の豆腐の市場規模で言えば、豆腐製造業の出荷金額は1998年3,659億円をピークに2016年は2,845億円にまで減少しております。(参考:経済産業省「工業統計」)
 その大きな理由は、消費の中心である団塊世代以上が高齢化して、消費量が減っていく中で団塊Jr世代以降の新規のマーケットを獲得できていないからとなります。

これからは「市場規模」×「時流」をテーマに加工品で顧客を開拓

 縮小する市場環境の中で取り組むべきは、既存の「豆腐」だけにこだわらず、「豆腐を使った加工品」、「豆乳を使った加工品」、「大豆を使った加工品」へと幅を広げて商品開発を行い、顧客を開拓することが必要になります。

 では、加工品を開発するときの商品開発のポイントは次の2つになります。
 ①市場規模が大きいこと
 ②時流に合った商品であること

 ①の市場規模が大きいというのは消費額、消費量が大きいという意味になります。例えば、よくみるのは「スイーツ」になります。例えば観光マーケットでは、「菓子土産」は「ジャム」の100倍になります。まず、開発するときにはマーケットの大きなジャンルで取り組み、その中で差別化できる独自性を持つことが重要になります。

豆乳ヨーグルト

もう1つの②の時流のテーマということで、豆腐と相性が良いテーマは「健康」「美容」になります。例えば「豆乳」を女性にターゲットを絞り込んで、「食物繊維で肌をきれいに!」(美容)と「イソフラボンなどの栄養を補給!」(健康)を打ち出して成長している企業もあります。

この「市場規模」と「時流」を組み合わせて「新しいマーケット」に参入し、新しい顧客を獲得することが豆腐製造企業、伝統食品企業に必要なことになります。
 いままで「豆腐」を当たり前に食べていた世代は徐々に減っていく中で、新しい顧客を獲得するために新しいマーケット(加工品の開発)に積極的に進出し、そこで獲得した顧客を豆腐ファンにしていくことが今後の豆腐製造業に求められています。

 本記事で紹介しました、豆腐製造業含め、食品関連企業が今後注目すべき観光マーケットを獲得するための取り組みをまとめたレポート(eBook)や、業績アップに繋がるイベント開催について、集客数や、イベントでの売上金額等の具体事例と、イベントの企画〜集客までの手順・ポイントをガイドブック(eBook)にまとめましたので、以下よりご覧ください。

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