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適正在庫でキャッシュフロー改善

  • 販売管理・IT化

中小企業の経営者の皆様、在庫=おカネの意識はありますか!?安いからとまとめ買い、在庫切れを恐れて無計画に大量の仕入れをおこなうと、キャッシュフローの圧迫の原因や陳腐化の基になります。
スタートは在庫=おカネの意識を強くもつこと! では、どんなことに気をつければキャッシュフローが改善されるでしょうか?

在庫=おカネ!

仕入→在庫→販売 この仕入⇔販売の間が在庫。この期間を短くすることがキャッシュフローの改善につながります。まず、在庫を減らすメリットとデメリットを見てみましょう。

◎在庫を減らすメリット
キャッシュフローの改善、保管コストの削減、借入のコスト(金利)の削減、在庫の陳腐化リスクの減少
◎在庫を減らすデメリット
発注回数の増加による生産性の低下、品切れによる機会損失や生産現場のストップ
※機会損失…在庫(商品)があれば得られるはずの利益が得られなくなること

在庫を減らすメリットとデメリットのバランスを考えた「適正在庫量の管理」がキャッシュフロー改善には重要です。

データ分析で“適正在庫”の決定

一般的に2割の商品が8割の売上・粗利益を稼ぐなどと言われます(80:20の法則)。販売管理ソフトのデータ分析を行って、在庫をABCランクに分けるなど、在庫量に強弱をつけた管理を行いましょう。

Aランク・・・絶対に在庫切れをしないような管理(在庫量多め)
Bランク・・・在庫切れしないよう定期的に管理
Cランク・・・在庫切れしてもOK(在庫量少なめ)

また、商品ごとの在庫回転率(売上金額÷在庫金額)も併せて管理、検証を行い定期的に適正在庫量を見直しましょう。

在庫戦略でキャッシュの効率を上げる

在庫量は、24時間365日同じではダメです。競合他社に在庫がないとき、需要が多いときなどはチャンス。戦略的な販売計画、在庫計画で、時には攻めることも大切です。必要に応じて年、月、週、時間単位の在庫計画を立てて、その時ごとの戦略的な適正在庫量を設定しましょう。
陳腐化した商品を早くおカネに変えて、そのおカネを他の商品に使ってキャッシュフローを生む「選択と集中」のルール策定も重要です。

発注時期の最適化でキャッシュフロー改善

発注の時期はいつが適切でしょうか?たとえば、土日の販売量が多い会社で週に一度納品される場合、1:金曜日の納品 2:月曜日の納品 どちらが良いでしょうか?
1の場合は仕入れた商品がすぐにキャッシュにかわる、2の場合は仕入れた商品がキャッシュにかわるまで時間がかかる。そのため、1を選択することがキャッシュフローの改善につながります。これは、年単位、月単位でも同じことがいえます。

在庫削減を目的化しない!

注意をして欲しいのが在庫削減を目的化しないこと。在庫は収益の元で、在庫計画を誤ると収益の低下につながります。在庫計画・戦略などを金融機関に説明して、運転資金として借り入れをする、在庫を担保にした借り入れ(ABL)など資金調達の工夫も併せて行い、キャッシュフローの改善をしていきましょう!

適正在庫を実現するには、需要に応じた在庫量の調整等、在庫管理の精度を高める必要があり、経営者や担当者の感や、人海戦術での管理には限界があります。対策としては、販売管理ソフトや在庫管理ソフトなどのシステム・ソフトウェアの導入・活用が有効です。

以下のeBookに、中小企業においてシステム・ソフトウェアを導入される際、経営者の方に気をつけていただきたいポイントをまとめておりますので、合わせてご覧ください。

はらの税理士事務所
代表 税理士 原野大輔

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